【どこでも大画面AR体験】XREAL Air 2 Proを徹底レビュー!

ARグラス

はじめに

映画やゲームをもっと迫力のある大画面で楽しみたい――そんな夢を、持ち運び可能な軽量デバイスで叶えてくれるのがARグラスの魅力です。最近は、リモートワークやオンライン会議の普及に伴い、ディスプレイ環境を拡張する目的でARグラスを導入する人も増えています。

そんな中で注目を集めているのが、XREAL Air 2 Pro。先代のAirシリーズからさらに進化を遂げ、より快適で臨場感あふれる映像体験を実現しています。本記事では、その基本的な特徴や使い勝手、メリット・デメリット、他社製品との比較などを詳しく解説していきます。新感覚の映像体験を求めている方は、ぜひ参考にしてみてください。


XREAL Air 2 Proとは?

モバイルARグラスの新世代モデル

XREAL(エックスリアル)は、以前は“nreal”の名で知られていたARデバイスメーカー。Air 2 Proは、そのポータブルARグラスの最新モデルとして登場しました。従来のARグラスよりも小型・軽量ながら、高品質な映像と快適な装着感を両立している点が魅力です。

OLEDディスプレイで高コントラスト

Air 2 Proには高解像度のOLEDディスプレイが採用されており、明るくくっきりとした映像を楽しめます。片目あたりフルHDクラス(1920×1080相当)の解像度を実現しているため、映画やドラマの視聴はもちろん、ゲームや生産性ツールの表示にも十分な画質を提供。高コントラストかつ発色が鮮やかなので、AR空間での映像表示にピッタリです。

拡張表示で“大画面感”を味わえる

グラスを通して映し出されるバーチャルスクリーンは、目の前に数十~数百インチ規模のディスプレイが浮かんでいるかのような感覚。狭い部屋や外出先でも、大画面で映像を楽しめるのはARグラスの醍醐味です。Air 2 Proは、視野角や解像度のバランスが良く、奥行き感も自然に感じられるようチューニングされています。

デバイスとの接続はスマホやPC等さまざま

USB-Cケーブル1本でスマートフォンやタブレット、PC・ゲーム機などと接続できるのが特徴。有線接続で安定した映像入力が得られるため、遅延や映像途切れが少なく、快適に使えます。専用アプリや設定画面から、バーチャルスクリーンの位置・サイズ・明るさなどを調整可能です。

軽量設計&調整可能なフレーム

装着しやすさに配慮した軽量フレームを採用し、鼻パッドやテンプル部分も調整しやすい作りに。ヘッドセット型のVRゴーグルと比べて圧迫感が少なく、長時間つけていても疲れにくいとの声が多いです。独自のレンズカバーで、外光を適度に遮断できる仕様もあり、環境に合わせて視認性を調節できます。


メリット

1. どこでも“シアター”環境を作れる

自宅はもちろん、出先のカフェや新幹線の車内などでも、まるで大画面テレビを目の前に置いたような感覚で映像を楽しめます。ゲーム機をつなげばポータブルゲーミングディスプレイとして、スマホやPCをつなげばモバイルディスプレイとして――使い方は自由自在です。

2. 軽量&スマートなデザイン

VRヘッドセットのようにゴツゴツした見た目ではなく、サングラスのようなシンプルなルックスに仕上がっています。一般的な眼鏡ほどの重量しかないため、鞄やリュックにポンと入れて持ち運びやすい点もメリット。使わないときは折りたたんで、専用ケースに収納しておけます。

3. 有線接続ならではの低遅延

無線接続のデバイスにありがちな映像の遅延が少なく、AR空間に表示される映像と現実世界が違和感なくリンクします。ゲームプレイやリアルタイムでの作業には、遅延の少なさが大切。Air 2 Proはその点をしっかりカバーしています。

4. 長時間でも疲れにくい設計

本体の軽量化とバランス設計に加え、レンズ周りの通気性や鼻パッドの安定感にも配慮。フレームの角度やストラップの調整で、自分に合ったフィット感を追求できます。映像を見ていても息苦しさや首の負担を感じにくく、集中して楽しめるのが特長です。

5. 視力補正や度付きレンズのサポート

一部オプションとして、度付きレンズに対応できるアタッチメントや、視力矯正を考慮した設定オプションがある場合も。目が悪い人でも快適に使えるよう配慮されているのは嬉しいポイントです(モデルや販売元によって対応状況が異なるので要確認)。


デメリット

1. 完全な遮光ではない

ARグラスの特性上、周囲の光を完全に遮断するわけではないため、映画館のような暗い空間に没入できるわけではありません。付属のシェードやレンズカバーを使えばある程度は遮光できますが、屋外の強い日差しや照明の明るい場所では映像が見づらい場合があります。

2. 有線ケーブルの取り回し

スマホやPCとつなぐ際はUSB-Cケーブルが必須となります。ワイヤレスより安定しているとはいえ、ケーブルがあるぶん身動きは多少制限されます。ケーブルの取り回しに気を遣う場面(例えば歩きながらの使用)は、やや不便かもしれません。

3. 安定した電源供給が必要

映像転送と同時にグラスへ給電される形が多いので、接続先デバイスのバッテリー消費が増える可能性があります。長時間の使用を想定しているなら、モバイルバッテリーやACアダプターを用意しておくと安心です。

4. 価格帯がやや高め

最先端のAR技術やOLEDディスプレイを搭載していることもあり、価格は一般的なイヤホンやディスプレイよりも高め。本格的にAR空間で映像を楽しみたい人にとっては投資する価値があるアイテムですが、ライトユーザーには敷居が高いかもしれません。


実際のユーザーからの口コミ

レビュー1:20代女性(映画・ドラマ好き)
部屋が狭くて大画面テレビを置けないので、このグラスを使っています。しっかり遮光カバーを付ければ、外光が多い日中でもわりと見やすいです。音声はワイヤレスイヤホンと組み合わせるので、周りに音も漏れなくて良いですね。ちょっと値段は高かったけど、持ち運べる“シアター”として考えれば大満足!

レビュー2:30代男性(ゲームユーザー)
SwitchやSteam Deckとつないで遊んでます。手元の画面より断然大きくて迫力あるし、コントローラを握ったまま大画面を楽しめるのが最高。ドックに繋がなくても大画面感が味わえるので、家族がテレビを使っているときも気にせずゲームできるのが地味に助かる。ケーブルは少し邪魔だけど、遅延が少ないからこの方式でいいと思います。

レビュー3:40代男性(ビジネス・モバイルモニター代わり)
出張時のプレゼン資料確認や、オフィス以外でデュアルモニターとして使いたくて導入しました。資料やメモを大きく表示できるので、カフェでも仕事が捗ります。じっと座って使う分にはケーブルも気になりません。ただ、人目はちょっと気になるかも……。デザインはスタイリッシュだけど、慣れないうちは周囲の視線が気になるかもしれないですね。


他社製ARグラスとの比較

Nreal Air(前モデル)との違い

XREAL Air 2 Proは、Nreal時代のAirシリーズを大幅にアップグレードしたモデルといわれます。解像度やカラーの鮮明度、装着感などが改善され、より自然なAR体験を実現。機能面でも追従性や視認性が向上しており、前モデルでやや気になったポイントをしっかりブラッシュアップしているのが特徴です。

VRヘッドセットとの違い

VRヘッドセット(Oculus QuestやPS VRなど)は、完全に外界を遮断するタイプで深い没入感を得やすい反面、重量があり装着感がやや重いという難点も。XREAL Air 2 ProのようなARグラスは、現実世界をある程度見ながらも大画面映像を楽しめるため、手軽さと快適さを重視するならこちらがおすすめ。ただし、VRのような360度没入感やフルトラッキング機能はありません。


まとめ

XREAL Air 2 Proは、軽量かつスタイリッシュなARグラスで、外出先でも大画面映像を楽しめる“持ち運びできるシアター”という新たなスタイルを提案するデバイスです。

  • メリット
    • OLEDディスプレイによる鮮やかな映像
    • 大画面感を実現しながら、軽量で装着感が良い
    • 有線接続で低遅延、ゲームや動画再生に向いている
    • スマホやPC、ゲーム機など多彩な機器と連携可能
  • デメリット
    • 価格帯がやや高め
    • 完全な遮光ではないため、明るい場所では見づらい場合がある
    • ケーブルの取り回しが必須で、外歩きには不向き
    • 長時間使用すると接続先のバッテリー消費が増える

「部屋のスペースが限られていて大画面TVを置けない」「いつでもどこでも没入感のある映像を楽しみたい」「仕事先でも大きな画面で作業したい」という方は、投資する価値が十分にあるデバイスと言えるでしょう。AR技術がもたらす新しい映像体験を、ぜひ体感してみてはいかがでしょうか?

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